退 任 の ご 挨 拶

(公社)地盤工学会関東支部 
令和元年度(平成31年度)支部長 安田 進

 令和2年度の地盤工学会関東支部総会を4月24日(金)に開くように予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、書面表決にさせていただきました。このような事態に対しても関東支部の会員皆様のご賛同をいただき、無事、審議事項を全てご承認いただきました。これにて活動が途切れることなく続けられるようになりましたことに、まず感謝いたします。誠に有難うございました。
 さて、本来ならこの日をもって退任される役員の方々を支部総会の席で紹介させていただき、支部長の私も退任するので代表して挨拶させていただくことになったはずですが、上記のような理由により、この書面にて挨拶させていただきます。
 今回退任される役員の方は、副支部長の長尾俊昌様(大成建設(株))、支部監事の北本幸義様(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)、副幹事長の福原誠様(中央開発(株))、商議員や幹事の方々、と支部長の私、安田進(東京電機大学)です。1年間多くの行事をこなし、関東支部を盛り立ててきていただいたこれらの方々のご尽力と、支部活動を盛り立てていただいた支部会員の皆様に、まず感謝の意を表したいと思います。
 この1年間多くの活動を行ってきました。支部会員の皆さん向けに、例年行ってきています「第16回関東支部発表会(GeoKanto2019)」、「ソイルストラクチャーコンテスト」、「若手技術者を対象とした意見交換セミナー」、「ジオ散歩」を実施し、さらに新たな企画として「~昭和・平成を駆け抜けたベテランが令和に語り継ぐ~ジオテク語りべ会」などを開催しました。また、各県グループを中心に、講習会や見学会など、地域社会貢献の活動を多く行いました。
 また、令和元年度は地盤工学会の70周年にあたり、その記念行事として「フォトコンテスト」などを行い、全国大会の運営を関東支部に任されたことにより、第55回地盤工学研究発表会を大宮で盛大に開催いたしました。さらに、10月に日本を襲った台風19号により関東地方の広い範囲で甚大な災害が発生したため、本部と歩調を合わせて支部内に調査団を設置し、被災調査を行ってきました。
 このように、数多くの行事が目白押しの1年間でしたが、支部役員、会員の皆様のご尽力・ご協力により、実りある活動が出来たと思っています。
 以上、まず令和元年度で退任する役員の方々を代表して感謝の言葉を述べさせていただきましたが、実は、私自身の支部長の3年の任期も丁度終わりますので、この間のお礼の言葉も一言付け加えさせていただきたいと思います。3年前に龍岡文夫前支部長から支部長役を引き継がせていただいた時、大変身の締まる思いをいたしました。また、3年間支部長が務まるかと不安でしたが、何とか活動が出来てきました。これも多くの支部役員と事務局の青木さんに支えていただいたおかげで、大変感謝しています。
 菊池喜昭新支部長のもとで、地盤工学会関東支部が益々発展することを願っています。