関東支部研究委員会の委員公募のお知らせ
「新設杭に干渉する既存杭の撤去に関する研究委員会 」

 関東支部研究委員会グループ

 関東支部では,以下の研究委員会を,平成30年度から活動期間3年間の予定で新規に設立します。本研究委員会の設立にあたり,以下の要領で委員を公募します。奮ってのご応募をお待ちしています。なお,定員を超えた場合には,産官学のバランスを考慮して選定させていただくことがありますので,あらかじめご了承下さい。

新設杭に干渉する既存杭の撤去に関する研究委員会
  ≪1.設立の背景と趣意≫
 市街地の工事では、旧構造物を撤去した後に新設構造物を施工するケースが増加している。旧構造物の杭(既存杭)が新設する杭に干渉する場合には、既存杭を撤去し、その後に良質な土やセメント系充填材による埋め戻しを行った後に、新設杭を施工することになる。埋め土部分はその周囲の原地盤とは異なるため、新設杭の施工においては傾斜や偏心などのトラブルに繋がることがある。
 このように既存杭の存在やその撤去方法が新設杭の施工におけるトラブルの主要な原因であるにもかかわらず、その撤去とその後の対処の方法については、明確な規定やマニュアルがなく、各事業者が独自に対処を行っているのが現状である。この問題はすべての杭工法に共通の話題であり、適切な撤去方法を提案し、指針類の早急な策定が望まれる。
  ≪2.委員会の活動内容≫
 本委員会では以下の3点を研究目的とする。
 1)既存杭の撤去方法(埋め戻し方法も含む)の現状に関する調査
 2)既存杭撤去後の埋め土部分の性状および周辺地盤への影響に関する調査
 3)埋戻し後の新設杭の施工方法の提案
 以上の3項目についてワーキンググループを設置する予定。最終的に
 4)既存杭の望ましい撤去方法の提案およびマニュアルの策定を目標とする。
  ≪3.委員会の構成≫
 委員長 :桑原文夫(パイルフォーラム株式会社)
 幹 事 :青木雅路(株式会社竹中工務店)
  ≪4.研究期間≫
  平成30年10月~平成33年3月 (第1回委員会は10月10日(水)に開催の予定です)
 【応募要領】

 以下の項目をご記入の上,E-メールで下記の応募先までご連絡をお願いします。

 記入項目:氏名,所属,所属先住所,電話,Fax,E-mail,簡単な自己紹介文,
 当委員会活動を通じてあなたが取り組みたい事項の要約(A4横書き,原則1ページ以内,様式自由)

 応募締め切り:平成30年8月31日(金)

 応募先:公益社団法人地盤工学会関東支部事務局 青木(E-mail : jgskantou@jiban.or.jp)