特別講演会「東京都心の3次元地盤モデルに基づく伏在活断層の推定 」

主催 公益社団法人地盤工学会関東支部

 日々ご清祥のこととお慶び申しあげます。さて、来る4月27日(金)の平成30年度関東支部通常総会の後、午後17時30分より東京千石の地盤工学会館地下ホールにて、国立研究開発法人 防災科学技術研究所の木村 克己 氏 をお招きし、講演会を開催いたします。正会員、特別会員、学生会員の区別なくどなたでもご参加ください。内容は次の通りです。なお、講演会終了後、同じ場所にて懇親会を催します(会費1,000円)ので、こちらもご参加ください

 ★定員に達しため申込みを締切ました

日 時
 平成30年4月27日(金)17:30-18:30
会 場
 地盤工学会 地下大会議室 (住所:〒112-0011 東京都文京区千石4-38-2)
題 目
 「東京都心の3次元地盤モデルに基づく伏在活断層の推定」
講 師
 木村 克己 (国立研究開発法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究部門 主幹研究員
講師紹介
 生まれは大阪市で、大阪湾沿岸に面した埋立造成地で育つ。1972年京都大学理学部に入学し、登山好きがきっかけとなり、地質学を専攻し、四万十帯付加体の研究を行う。
1982年日本学術振興会学術奨励研究員を経て、1983年通産省工業技術院地質調査所技官として主に付加体の5万分の1地質図幅調査に従事。京都の丹波山地、紀伊山地、九州山地にて調査。
2002年産業技術総合研究所地質情報研究部門の都市地質研究プロジェクトのリーダーとして、都市地質学研究に従事。このころからボーリングデータの収集・データベース化、モデル化の研究を始める。
2014年防災科学技術研究所の契約研究員として、都市地質学研究の技術・知見を活用し、地震動予測の基礎をなす地盤モデル構築に関する研究に従事。
2015年から日大文理学部の地球科学科非常勤講師を務める。
講演要旨
 ボーリングデータを活用した三次元モデル構築手法の概要を解説するとともに、その実例として、東京都などから提供を受けた約7000本のボーリングデータの地質解読と数値解析処理によって復元した東京都心の三次元地盤モデルを紹介します。同地盤モデルとして、浅部地盤の主要な構成層である25~12万年前の東京層、10-8万年前の武蔵野礫層、沖積層の各基底面の面モデルの詳細な形状を求めました。そして、面モデルから地下構造の詳細を可視化し、地層面高度を急変させる構造として、本郷台の北東縁沿いの北西-南東方向で北落ちの断層、および武蔵野台地南東縁から東京低地の埋没波食台にかけて、北北東-南南西方向から北東-南西方向で、東落ちを示す13条の断層群の存在を推定しました。これらの断層は、12万年以降の地層に累積的な垂直変位(最大10m以上)を与えていることから、活断層の可能性があると考えられます
定 員
 80名 ★定員に達しため申込みを締切ました
参加費
 無料
G-CPD
 1.0
 【問合せ先】公益社団法人地盤工学会関東支部
 TEL:03-3946-8670,FAX:03-3946-8699
 E-MAIL:kantouevent■jiban.or.jp ←■を@に変えてお送りください。。

 ■JR山手線 巣鴨駅 徒歩10分■都営地下鉄三田線 千石駅(A4番出口)徒歩3分